らてるね賞2016大賞を受賞してくれた、八十嶋悠介さんです。
2016らてるね賞、大賞を受賞してくれた
八十嶋悠介さんのインタビューです。
Q:1
らてるね賞を受賞したと聞いた時のことをお聞かせください。
らてるね賞を獲るつもりで取り組んできたので、ほっとしました。
うれしくてビールを3缶あけました。
Q:2
受賞作はどういう構想・アイデア・経緯でデザインなさったんですか?
『蓑虫の動悸』
挑戦的な演出の作品に似合う服を着せようとしたら、あのようなビジュアルになりました。台詞量が極端に少ない舞台だったので、おもて面の要素を極力減らすことで目を引くものにしようと思いました。
『宇宙のはしっこ、はんぶんこ。』
畠山さんの持つ優しくて脆い世界観を伝えるべく、そっと詩をつむぐような気持ちで取り組みました。雨で欠けたタイトルロゴは気に入っています。
どちらも、作品に負けない重いパンチを打ち込むつもりでつくりました。
Q:3
受賞作の他にも、これまで手掛けられた演劇宣伝美術作品があればご紹介ください。
・2017年3月 マイペース『けものになりたい』 BLOCH
・2016年10月 きまぐれポニーテール『アピカのお城』 写真:井上アキラ BLOCH
・2016年4月 MU『短編演劇のあゆみとビジュアル展』ロゴ 東京芸術劇場アトリエイースト
・2015年10月 劇団アトリエ『瀧川結芽子』 BLOCH
Q:4
演劇宣伝のデザイン以外にも演劇の活動をなさっていますか?ご自身の演劇活動について、もしあればお聞かせください。
マイペースという演劇ユニットを主宰しています。
<http://80island.net/>
笑いをやりたくて続けています。
笑いを設計することと、チラシをデザインすることは少し通じるものがあると感じています。
見てくれる人の反応を臆病なくらい考えながら作る点が似ているのかもしれません。
これからも両輪でやっていきたいです。
Q:5
演劇宣伝デザインを始められたきっかけは何でしたか?
15年くらい前、ラーメンズの公演チラシを見たことです。
お笑いの公演でこんなにかっこいいチラシがあることに、くらくらする衝撃を受けました。
そしてそれはgood design companyの水野学さんというデザイナー(くまモンをデザインした人です)が作ったものだと知り、グラフィックデザインという言葉を知りました。
それがあって美大を志したほどです。(落ちましたが)そんな経験をしたあと大学で演劇サークルに入ったので、すぐに宣伝美術をやらせて欲しいと言いました。
笑いとかっこいいビジュアルのかけあわせには、今でも憧れています。
Q:6
演劇の宣伝美術の仕事と、他のデザインの仕事とでは、何が違いますか?
まず台本を読むという工程があることです。
作品の魅力を伝える以上、作品の世界をできるだけわかっていなくてはいけません。
チラシをつくる段階で台本がない場合は、作品のイメージとか、キャストとか、 演出家の人柄とか、そういったものを書き出してみます。
作品に関する情報をできるだけ多く集めることが、まず大事だと思います。
僕は劇の作品をつくる立場でもあるので、演出家の方と共通言語があったりしてイメージが膨らみやすいことがあります。だから、自分のユニットを持っていることは宣伝美術を担当する際に強みになっています。なっているといいですね。
Q:7
演劇の宣伝美術において心がけていること、こだわっていることはありますか?
裏面の情報を美しく整理することと、おもしろくすることです。
チラシの裏面にはあらすじ、日時や料金などの情報が載っていますが、ただの情報ではなくて作品の一部です。
裏面にこそおもしろくできるポイントが詰まっていると思うので、そこは毎回つくりかたを考えるところからがんばります。
Q:8
北海道の演劇宣伝美術の現状について何かお感じになることがありますか?
裏面のデザインをがんばってほしいです。
あと、僕は演劇に関わらず、いろんなチラシを収集するのが趣味です。
道外へ観劇に行ったら、折り込まれていたチラシはお土産にくださいと、いろんな人にお願いしています。
その地域に行かなければ手に入らないチラシというのもそれはそれで良いのですが、道外に行かなくてもいろんな地域の演劇の質が高いチラシが実物で見られる場所が北海道にあれば、
北海道の宣伝美術の質の向上や変化につながるのではないでしょうか。
Q:9
今後の野望や展望、直近の予定などおありでしたら聞かせてください。
ぜんぜん実力が足りないので、確実に勉強していきたいです。
そして、北海道の過去の宣伝美術の作品を集めて展覧会をひらきたいです。
らてるね賞さん、一緒によろしくお願いします!!
Q:10
らてるね賞の今後に期待することは?
獲れたらとっても嬉しい賞なので、長く続いて欲しいです。
審査員の方に、グラフィックデザインの専門家もいるといいなと思います。
八十嶋さん
ありがとうございました。
八十嶋悠介さんのインタビューです。
Q:1
らてるね賞を受賞したと聞いた時のことをお聞かせください。
らてるね賞を獲るつもりで取り組んできたので、ほっとしました。
うれしくてビールを3缶あけました。
Q:2
受賞作はどういう構想・アイデア・経緯でデザインなさったんですか?
『蓑虫の動悸』
挑戦的な演出の作品に似合う服を着せようとしたら、あのようなビジュアルになりました。台詞量が極端に少ない舞台だったので、おもて面の要素を極力減らすことで目を引くものにしようと思いました。
『宇宙のはしっこ、はんぶんこ。』
畠山さんの持つ優しくて脆い世界観を伝えるべく、そっと詩をつむぐような気持ちで取り組みました。雨で欠けたタイトルロゴは気に入っています。
どちらも、作品に負けない重いパンチを打ち込むつもりでつくりました。
Q:3
受賞作の他にも、これまで手掛けられた演劇宣伝美術作品があればご紹介ください。
・2017年3月 マイペース『けものになりたい』 BLOCH
・2016年10月 きまぐれポニーテール『アピカのお城』 写真:井上アキラ BLOCH
・2016年4月 MU『短編演劇のあゆみとビジュアル展』ロゴ 東京芸術劇場アトリエイースト
・2015年10月 劇団アトリエ『瀧川結芽子』 BLOCH
Q:4
演劇宣伝のデザイン以外にも演劇の活動をなさっていますか?ご自身の演劇活動について、もしあればお聞かせください。
マイペースという演劇ユニットを主宰しています。
<http://80island.net/>
笑いをやりたくて続けています。
笑いを設計することと、チラシをデザインすることは少し通じるものがあると感じています。
見てくれる人の反応を臆病なくらい考えながら作る点が似ているのかもしれません。
これからも両輪でやっていきたいです。
Q:5
演劇宣伝デザインを始められたきっかけは何でしたか?
15年くらい前、ラーメンズの公演チラシを見たことです。
お笑いの公演でこんなにかっこいいチラシがあることに、くらくらする衝撃を受けました。
そしてそれはgood design companyの水野学さんというデザイナー(くまモンをデザインした人です)が作ったものだと知り、グラフィックデザインという言葉を知りました。
それがあって美大を志したほどです。(落ちましたが)そんな経験をしたあと大学で演劇サークルに入ったので、すぐに宣伝美術をやらせて欲しいと言いました。
笑いとかっこいいビジュアルのかけあわせには、今でも憧れています。
Q:6
演劇の宣伝美術の仕事と、他のデザインの仕事とでは、何が違いますか?
まず台本を読むという工程があることです。
作品の魅力を伝える以上、作品の世界をできるだけわかっていなくてはいけません。
チラシをつくる段階で台本がない場合は、作品のイメージとか、キャストとか、 演出家の人柄とか、そういったものを書き出してみます。
作品に関する情報をできるだけ多く集めることが、まず大事だと思います。
僕は劇の作品をつくる立場でもあるので、演出家の方と共通言語があったりしてイメージが膨らみやすいことがあります。だから、自分のユニットを持っていることは宣伝美術を担当する際に強みになっています。なっているといいですね。
Q:7
演劇の宣伝美術において心がけていること、こだわっていることはありますか?
裏面の情報を美しく整理することと、おもしろくすることです。
チラシの裏面にはあらすじ、日時や料金などの情報が載っていますが、ただの情報ではなくて作品の一部です。
裏面にこそおもしろくできるポイントが詰まっていると思うので、そこは毎回つくりかたを考えるところからがんばります。
Q:8
北海道の演劇宣伝美術の現状について何かお感じになることがありますか?
裏面のデザインをがんばってほしいです。
あと、僕は演劇に関わらず、いろんなチラシを収集するのが趣味です。
道外へ観劇に行ったら、折り込まれていたチラシはお土産にくださいと、いろんな人にお願いしています。
その地域に行かなければ手に入らないチラシというのもそれはそれで良いのですが、道外に行かなくてもいろんな地域の演劇の質が高いチラシが実物で見られる場所が北海道にあれば、
北海道の宣伝美術の質の向上や変化につながるのではないでしょうか。
Q:9
今後の野望や展望、直近の予定などおありでしたら聞かせてください。
ぜんぜん実力が足りないので、確実に勉強していきたいです。
そして、北海道の過去の宣伝美術の作品を集めて展覧会をひらきたいです。
らてるね賞さん、一緒によろしくお願いします!!
Q:10
らてるね賞の今後に期待することは?
獲れたらとっても嬉しい賞なので、長く続いて欲しいです。
審査員の方に、グラフィックデザインの専門家もいるといいなと思います。
八十嶋さん
ありがとうございました。
2017-04-13 12:52
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